2011年1月10日月曜日

興味深かったTV番組  JAL のエンジン整備

夜勤明けです。頭ボケています。
私、正月休みは無いので近いうち休みを取ろうと思います。

昨日だったか、今日だったか忘れましたが
面白いテレビ番組が有りました。
JALで働く若者達を取材した番組です。
その中でも興味深かったのが、整備の仕事についている人の取材です。
ある機体がバードストライクでエンジンの1基の多数有るファンブレードの
内の1枚の端が曲がってしまいました。このままでは飛行出来ず、
徹夜でエンジン各部を点検。見えない内部は、ボアスコープという内視鏡
みたいな物で点検。ファンブレード以外は異常は無かったが、さて、
ブレードを交換しようとしたが、同じブレードのスペアでも色々の重量のが
有って、その同じ重量のブレードの在庫が無い。ワンランク重いのしかない。
その重いブレードを付けるとエンジンを運転したときに
振動が発生して危険で使えない。後は、ファンブレードを全部交換するか?
しかし、その在庫もない。どうする?整備担当のベテラン先輩の指示は、
その重たいファンブレードを取り付けて、元の曲がったファンブレード
との重量差分のウエイトを180°反対のファンブレードの根元に取り付けて、地上試運転で90%出力まで回して、エンジンに異常な振動が無い
事を確認して修理完了となりました。カウンターウエイトを付けたのです。
途中で、諦めるかと思ったら、そのベテランの先輩は
英語のマニュアルを粘り強く読んで、直す方法を見つけていました。

この様ないい番組はなかなか無いです。勉強になりました。
カウンターウエイトはプロペラのバランスをとる為にも使われますよね?
実機のヘリコプターのローター部分にも使われているはずです。
私達の車のタイヤを交換する時バランサーという機械でバランスを調べて、
走行中のタイヤの振動を打ち消す為にホイールに鉛のウエイトを
付ける事がありますが、あれもカウンターウエイトと言うかどうかは
知りませんが、同じ目的で取り付けられる物です。

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