2011年10月10日月曜日

病院のトイレってよく詰まるんですよ

仕事の話です。

あまり楽しい話ではないので悪しからず。
ちょっと汚い話で、恐縮ですが、
病院の患者さんが入院して使っているトイレの便器って、よく詰まります。
詰まっただけなら良いのですが、流す水が止まらない事もあります。
更に運悪く、この二つが同時に起こるとどうなるでしょうか?
そうです。その水がどんどん溢れて床中が水だらけとなります。
その水とは、いわゆるあまり綺麗とは言えない水です。
先日、勤務先の病院でその二つが同時に起きてしまいました。
床中広範囲に水溜りとなり、下の階までその水が染みて行って下の階の
天井から水が垂れてきました。
発生したのが、夜中から早朝だったため、看護士が気付くのが遅れたようです。
私は、この日の朝から勤務だった為、
天井内や床の中を這いつくばって水を拭いて回りました。一日掛かりました。
下の階の被害を受けた所は天井の建材を貼りなおす大工事をするそうです。

トイレの便器が詰まるのは、患者さんが色々な事をしてくれるので、
仕方がないとしても、その洗浄水が止まらないという、いわゆる機器の
故障が問題です。
フラッシュ弁という機器を使っているのですが、通常は電気式のボタンを
押して電磁弁が働いて水を流すシステムになっているのですが、、更に停電時にも動作する様に、
手動式のボタンが別に付いていて、このボタンが、滅多に使われないので、
バルブとOリングが固着してしまうことが有り、固着してしまったバルブを
押してしまうとそのバルブが元に戻らず、結果として洗浄水が流れっぱなしになってしまいます。
この固着を防ぐには、定期的にバルブを押して、Oリングが固着しない様に、
要するに頻繁に使ってやれば良いわけです。
先日、私のバイクがへそを曲げたのと似ています。
要するに機械は使わないと調子を悪くするのです。

昨日は、この様な不具合が再度起きるのが怖いので、
一区画の20箇所のトイレを点検して回りました。
まだ床の絨毯も広い範囲で剥がしてあり、清掃のおじさんが絨毯を張り直していました。
トイレの方は20箇所中、バルブの固着は何と・・・6箇所も有りました。
これじゃあ、トイレが詰まったら溢れますよ。かなり高い確立で、
単純計算で、仮にトイレが詰まった場合の溢れる確立は、6割る20で30パーセントですよ!!
固着していたバルブは一応固着を直して正常にしました。

Oリングの固着防止に手動ボタンの外側からCRC-556を吹き付けているのですが、
このCRC-556が曲者で、いつの間にかサラサラだった液体が
時間の経過と共にどろどろに硬くなってしまう現象をバイクの整備に使って
目撃しているのです。
CRC-556よりも良いものが有れば採用したいのですが、今の所解りません。
手動バルブをバラしてリチウムの様な耐水グリースを塗って組みなおす
という方法を提案しましたが、
責任者曰く、そんな面倒なことは出来ないよとの答えでした。また溢れるかも知れないのに!!
要するに病室毎にトイレが有るのでトイレが病棟だけで120箇所以上は有るのです。
120箇所のフラッシュ弁をバラして組み直す作業は確かに大変ではあるが・・・
床の水浸しのほうが怖い。
スプレー式の潤滑剤で、CRC-556よりも固着しにくく、耐水性の有る物が
有れば是非使いたいのですが、何が良いか解りません。
私は個人的にはバイクの整備にWD-40というのを使って良い感触を得ていますが、本当に、
CRC-556よりも固着しないとは言い切れません・・・
困ったものです。

0 件のコメント:

コメントを投稿